「胃腸をあたためると心の不調が消える」(櫻井大典先生 著)拝読しました

2024.06.25

6月27日発売予定の漢方コンサルタント・櫻井大典先生ご新刊「胃腸をあたためると心の不調が消える」を拝読しました。

店頭での健康相談でも、中医学では心と体を一つのものとして、別々に分けて考えないというお話をすることが多いですが、この本では大典先生が、不調に対する具体的な対応方法をとても詳しく、そして何よりわかりやすく解説して下さっています。

ご本のタイトルのとおり、とりわけ胃腸と心の関係は重要なものなのです。たとえば、日常でも不安なことがあったり悩んでいるときに食欲旺盛で体は元気!ということはあまりないですよね。たいていは食欲も出ないし、場合によっては胃痛を伴うなど不調につながることが多いかと思います。反対に、胃腸が調子よく、元気がみなぎっていると多少のことは気になりにくいのではないでしょうか。心と体はひとつであり、双方向に影響しあうものです、いい方にも悪い方にも。

今でいう胃腸の働きを中医学では脾と表現します。また古来より「脾は後天の本」とも言い、五臓の中でも特別な扱いをされています。ざっくり言いますと「胃腸は生まれて以降、生命力を充実させる重要な臓腑である」といった解釈です。生命力が充実すれば、すなわち心も体も元気で健やかな状態を維持できるはずですよね。

店頭でも、食事を含めて生活上の養生方法をお話する機会も多く、またたくさんの方が興味を持っていただき、とても有難く思っております。

さらにさらに中医学の知恵を生活に取り込みたいなと思われる方に、まさにうってつけの一冊と思います。

近畿地方も先日から梅雨入りしましたが、この湿気の多い時期は胃腸の苦手な季節でもあります。

メンタルがイマイチすっきりしない方も、胃腸がもう少し元気だったらなと日々思っている方も、胃腸ケアが大切な時期に、うれしいご本の発刊です。

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