暑い日の養生
2024.07.17
祇園祭の前祭巡行も終わりました。 例年この頃には梅雨明けかなと言われますが、確かにだんだんと日差しも強くなってきたように感じます。 近畿の梅雨明けも間近でしょうか。
すでに暑さも本格化してきていますが、これからが本番。 年々暑くなっている危険な夏に注意しつつ、思い出に残る楽しい夏を過ごしたいですね。
さて、夏の養生は、十分な睡眠が基本です。夏は、早起きして、夜は少しゆっくり目に寝てもいい季節ですが、 それでも、体の回復のためには23時頃までにはベッドに入るようにしたいものです。
また元気生活の元となる気血(エネルギーや栄養)の生成は胃腸の調子に大きく依存すると考えられています。 口当たりの良い冷たい飲食、ジュース、アイスクリームなどが増えてしまいがちですが、夏場であっても胃腸は湿気と冷えることが苦手です。体温以上の温かい飲食中心で、また、冷たいものを食べたら、温かいものもセットで食べるなど、行き過ぎを防ぐのも負担を減らす工夫になります。熱中症予防の水分塩分補給も大切ですが、常はちびちびとこまめに摂取すると胃腸に余計な負担をかけにくくなりますね。
夏に意識したい食材としては、
〇余分な熱冷まし:スイカ、緑茶など
〇潤い補給:トマト、レモン、梅干しなど
〇エネルギー補給:山芋、豆腐、小麦など
〇余分な湿気払い:ハト麦、冬瓜、もやしなど
〇よい血行を保つ:なす、玉ねぎなど
外が暑い夏はただでさえ気が急く季節です。よく噛んで、ゆっくり食べることをこころがけるといいですね。
疲れたら、必ず休むこともとても大切。健康的な夏を楽しみましょう。
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